道徳観ってなんだろう? ~もう一度「正義」の話をしよう~
今日は、大学で見つけた1冊の本について紹介します。
紹介するのはこちら
ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業〔上〕(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: マイケル・サンデル,NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム,小林正弥,杉田晶子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/02/09
- メディア: 文庫
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マイケル・サンデルさんといえば、日本でも
数十万部の売り上げを記録した、『これからの「正義」の話をしよう』
の著者ということで知られていますよね。
マイケル・サンデルさんについて少し補足をすると、
彼はアメリカのハーバード大学教授であり、政治哲学や
倫理学などを専門分野としています。
今回紹介する本は、『これからの「正義」の話をしよう』
のもととなった、ハーバード大学での彼の講義を翻訳した
ものとなっています。
講義は、マイケル・サンデル教授と彼の生徒たちとの
対話形式を中心にして進められており、とても分かりやすく、
かつテンポよく進められており、
哲学論ではありますが、とても読みやすくなっています。
最初の二章は、功利主義と道徳観・正義観の対立について、
三~五章まではリバタリアニズムを中心とした財産について、
六章はカント哲学についての講義となっています。
私はまだ上巻しか読んでないので、
下巻も読んだらまた紹介するかもしれません
この本の講義は、2005年の秋のものであり、当時のアメリカ・
ブッシュ政権下の、当時の緊迫した政治状況が反映されて
いるようなものになっています。
そこから12年が経ち、アメリカの政権はオバマ大統領から
トランプ大統領へと移り変わってきました。
世界のあらゆるところで憎しみや悲しみが渦巻き、
暴力によってたくさんの人々が命を落としているこの時代に生きる人間として、
もう一度読まなければいけない一冊のように思えます。
今だからこそ、もう一度、これからの「正義」の話をしよう
ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業〔下〕(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: マイケル・サンデル,NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム,小林正弥,杉田晶子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/02/09
- メディア: 文庫
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これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: マイケルサンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 文庫
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